【絵イラスト】カエル族が暮らす街の風景
こんばんは、鯉巻です。
今日は、以前描いた絵の紹介をしたいと思います。
カエル族が多く住むという設定の、空想の町です。
私はよく風景画も描くのですが、風景と言っても実在のものを描くことはまず無く、空想の町並みを好んで描きます。
町が好きなんですよね、”ファンタジー”という言葉から連想するようなものほど剣や魔法の香りがする町ではないのですが、「どこかにこんな場所があって、こんな人たちが住んでいたらいいなぁ」という思いから想像して、ちょっと変わった町並みを描いています。
この絵もそうです。
「カエル族が暮らす町」というコンセプトで考えた「コンエック」という架空の町の、繁華街の様子です。
ようやく町を町らしく描けるようになってきたころの作品です。…大きなサイズを頑張って最後まで描き切りました…エライ(自画自賛)
この世界ではかねてからの温暖化現象で元々陸地だった部分の多くが水没してしまっています。
この場所も元々は巨大樹の森でしたが、水没し、大小の島が点在する湿地帯になっていて、そこにかつて石造りの町ができ、やがて滅んでそれが遺跡となり、現在はその石造遺跡を土台として利用し開拓されたカエル族の町になっている、という設定だったり。
ちなみに、石造時代の方々がどんな人たちだったのかは謎ですが、どうやら「カエル信仰」があったらしく、そんなところが何となく心くすぐられてカエル族のご先祖たちはここに住み着いた…とか。
カエル族は、木工技術の達人なのですが、石工技術はからっきし。なので、壊れた石造建築の修理はされていない…とか。
カエル族は大酒飲みの大食漢で、繁華街はいつも大賑わいなのですが、「お酒は適量を楽しく飲みましょう」的な意味のスローガンの大弾幕が掲げられていて少し節制を呼びかけられている…とか。
年中温暖で季節感はないけれど、水路で色々な町とつながっている交易の要として重要な町なため様々な物資が集うので、メニューにも「冬のオススメ」などが登場する…とか。
その土地の生活を色々空想しながら町を建設しています (*^^*)
使用画材は、アクリルデネブ紙/アクリルガッシュ/透明水彩/ミリペン です。
初めてアクリルデネブ紙を試してみたのですが、ものすごく伸び縮みする紙で、水張りをした際に水張りテープを引きちぎりながら収縮していくという恐ろしい現象を引き起こしてくれました;;
もうびっくり…夜寝ていると、どこからともなく「パリッ…パリパリッ…」と音が聞こえてきて、何だろうと思い起きて音の原因を探してみたら、アクリルデネブ紙が収縮する力で水張りテープが裂ける音でした;;
それまで他の紙でそんなことになったことはなかったので、もう驚いて…それから、水張りの際は紙の種類に限らず、水張りテープは二重に貼ることにしました(笑)
…懐かしい思い出です(笑)
アクリルデネブ紙のキャッチコピーが「アクリル絵の具を水彩絵の具のように使うための紙」みたいな感じだったので、私向きの紙かと思い使ってみました。
使用感は…悪くはないけど特別「これだっ!」って感じでもなく。安いのはありがたいですが、これじゃなきゃいけない理由は特にありません…(´-ω-`)
絵の具の使い方は今と変わらず、水多めでシャバシャバに溶いたアクリルガッシュと透明水彩の併用で重ね塗りで攻めていくスタイルですが、このころは線画はミリペンを使っていました。
黒ではなくグレーのインクのミリペン(多分0.3㎜)で描いています。
今は普通にシャープペンシル(0.3㎜/B)で線画を描いています。手で擦れると汚くなりがちですが…そこは頑張って汚さないようにしてます(笑)
とにかく、大きい絵をきちんと最後まで描き切った達成感が大きい、思い出の絵です。
ダメ出しポイントもたくさん思い出されます…(笑)
色んな町の設定は頭の中では出来上がっているのですが、形にするのは難しいと常々感じております。
もっとサクサクと町建設できればな…!
今日はこんなところです。ありがとうございました。
【使用画材紹介】
私の絵展示サイト、【CosmicCity】です。よろしかったら覗いてみてください。
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